Tomcat9 バーチャルホストを設定する




Tomcatでバーチャルホストを設定します。
アクセスが少ないドメインを複数持っているときは、サーバー費用がもったいないので有効な一手ですw
また、アクセスが増えたときは、バーチャルホスト(複数ドメイン)ごとスケールアウトして、冗長化までできちゃいます。

そもそもバーチャルホストとは?

1つのサーバーで、違うドメインを持つ複数のサイトを、まとめて管理・実行することができます。
Tomcatは1つだけ起動。複数起動する必要はありません。

例えば、http://www.example.comとhttp://www.example.netのURLでアクセスされる2つのサイトを1つのTomcatに収納して、動作させることができます。
もちろん、http://app1.example.comとhttp://app2.example.comのようなサブドメイン同士でもOKです。

Tomcat9 バーチャルホストの設定

Tomcatには、webアプリケーションを配置するための、webappsディレクトリがあります。
バーチャルホストにしたいそれぞれのドメインごとに、これを複数用意することが基本的な作業方法になります。

この例では、http://www.example.comとhttp://www.example.netをバーチャルホストで設定したいと思います。

server.xmlを設定する

webappsに相当するディレクトリをホスト(ドメイン)ごとに分けます。
server.xmlのServiceタグ > Engineタグ内に設定を記述します。
name属性に、アクセスされるドメイン名を設定。appBase属性には、webappsに相当するディレクトリを設定します。

アプリケーションを配置する

  1. server.xmlのappBase属性に記載したディレクトリを作ります。
  2. 作成したディレクトリにwarファイルを配置、または、webアプリケーションをディレクトリごと配置します。
  3. Tomcatを起動します。

以上で、バーチャルドメインの設定は完了です。簡単ですね♪

動作確認とルートパスへのアプリケーション配置方法は・・?

設定したバーチャルホストの動作を確認する方法は、こちらを見てください。

Apache、Tomcat等で設定したバーチャルホストの動作を確認する

2018.04.11
各ドメインのルートにアプリケーションを配置する方法は、こちらを見てください。

Tomcat9 ルートパスにWebアプリケーションを配置する

2018.04.10

Apacheでバーチャルホストを設定する方法は・・?

Apacheでバーチャルホストを設定する方法は、こちらを見てください。

Apache2.4 バーチャルホストを設定する

2018.04.16